東京地歴探訪

東京近辺の旧町名を紹介します

(21)【保谷市】富士町(1~6丁目)

東京都保谷市富士町(フジマチ)

【消滅年】2001年

【沿革】

【現在の町名】(西東京市)富士町

【雑記】

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当ブログでは初の住居表示実施後に消えた町名の紹介です。都民ならほとんどの方が西東京市は田無、保谷の2市が合併してできたと知っているでしょう。西東京市内には今もかつての自治体名の書かれた犬のフンの看板などがあります。しかし、街区表示板となると別の話です。犬のフンの看板は古い自治体名でもそこまで支障はありませんが、街区表示板は郵便局の人でも宅急便の人でも目的地に行くための指標になるので、古い自治体名ではいけません。

普通なら交換するか、保谷市ってある所の上に西東京市と書かれたシールを貼るかなのですが、これは何も手が加えられていません。おそらくその理由の一つに「広告」があるのでしょう。薄らとですが「東急リバブル」の広告が街区表示板最下部にあります。この手の街区表示板自治体の意思では撤去出来ないのか、どうやら江戸川区などにも旧町名の街区表示板が残っているそうです。

さて、少しですが富士町について。富士町の由来は町内を横断している富士街道が由来です。江戸時代から富士山や大山への参拝路(ふじ大山道)として使われ、いまも街道沿いには多くの石造物がのこっています。

 

発見日 2020/11/05

 

 

(追記 2021/2/12)

表札にも見つけました。


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